火災保険申請「代行」は違法?違法になる場合から業者の選び方まで解説

火災保険の申請は面倒なので「火災保険申請代行」に頼みたい人は多くいるのではないでしょうか?

しかし、次のような悩みを抱えてはいませんか?

  • 申請代行は違法なのか
  • 他にもっといい方法はない?
  • どのように業者を選んだらいいのかわからない

そこで、この記事では、火災保険の申請業務サービスの2つの違いや依頼をする際の注意点、おすすめ業者まで解説していきます。

火災保険の申請をプロに任せたいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

この記事でわかること
  • 火災保険申請代行
  • 火災保険申請サポートがおすすめ
  • 火災保険申請サポート業者の選ぶポイント
目次

火災保険申請「代行」と火災保険申請「サポート」の違い

申請手続きを補助してくれるサービスは2種類あります。

  • 火災保険申請「代行」
  • 火災保険申請「サポート」

これらは違うサービス内容になりますので、定義を明確にしておくことは重要です。

この2つのサービスの大きな違いは、申請手続きまで代行するかどうかです。

申請代行では、申請手続きも代行します。一方で、申請サポートは、代行手続きは行わず、あくまで申請自体は被保険者であるお客様に行なっていただきますが、申請のプロが調査から書類作成までを行います。

次の章からそれぞれの具体的な違いについて解説します。

火災保険申請代行について

ここでは申請代行の業務範囲と費用相場について解説します。

申請まで代行で行う

申請代行は、申請手続きも含めた作業を代行します。

  • 被害調査
  • 被害額の決定
  • 被害状況を報告するための書類作成
  • 申請手続き

申請代行の費用相場

申請代行では、主に次の3パターンの請求があります。

  • 完全成果報酬型
  • 保険金にかかる手数料とリフォーム費用
  • 保険金にかかる手数料と調査費用

ほとんどの代行業者は1つ目の完全成果報酬型で、保険金が確定した場合のみに手数料を請求します。

その手数料はおよそ保険金の35~45%が相場です。

代行業者は申請手続きまで行うため、申請サポート業者に比べて手数料が割高な傾向にあります。

火災保険申請代行は違法になりやすい?

申請代行は違法ではありませんが、違反になるような行為をしている業者が存在するのも事実です。

法律に反しているかの判断基準は次の3つです。

  • 弁護士資格が必要
  • 他の契約を求められる場合
  • 虚偽の申告をする

弁護士資格が必要

申請手続きは被保険者が行う必要があるため、これを弁護士資格を所有していない人が行うと契約違反になります。

契約違反になった場合は、保険金を受け取れない場合があります。

そのため、代行業者に頼む際は、代行者が弁護士資格を有しているのか確認しておく必要があります。

申請代行以外で契約を求められる場合

申請代行は無料で行う代わりに他の業務で契約を求める代行業者がいます。

例えば、リフォーム工事や修繕業務などがあります。

しかし、これらの業務は申し込む前では、本当に必要なのかわからないものです。

そのため、このように申請代行以外で契約を求められた場合、独占禁止法に該当する恐れがあります。

そのため、代行業者に頼む場合は見積もりの内訳を確認すると良いでしょう。

虚偽の申告をする

虚偽の内容を報告する業者も少なからずいます。

この場合保険金詐欺に該当する恐れがあります。

虚偽の申告をするような業者であるかどうかの判断は難しいですが、次の観点から判断すると良いでしょう。

  • 弁護士資格の有無
  • 実際の利用者の口コミ

火災保険申請代行でよくあるトラブル

申請代行では、法を犯している業者も少なからずいるため、トラブルが発生する恐れがあります。

ここでは、よくあるトラブル5選を解説します。

  • 資格がないのに代行を提案してくる
  • 気づかれないように業者がわざと家を壊す
  • 保険会社に虚偽の報告をする
  • 訪問による強引な営業
  • 不必要なリフォーム工事を要求する

資格がないのに代行を提案してくる

申請代行では弁護士資格が必要と記載しましたが、資格がないのにもかかわらず代行業を提案してくる業者がいます。

しかし、多くの人が弁護士資格の必要性を理解していないためこのようなトラブルが後を絶ちません。

そのため、営業を受けた際には「弁護士資格を所有しているかどうか」を確認しましょう。

業者がバレないようにわざと家を壊す

代行業者の報酬は、おりた保険金から手数料をとる場合が多いです。

そのため、高額な保険金がおりるようにわざと家を壊す悪徳な業者がいます。

例えば、自然災害に見せかけて、屋根や雨どいを壊したりする場合があります。

このような行為は器物破損罪などの罪に問われる場合があるため、口コミ等で悪い評判がないか確認するようにしましょう。

保険会社に虚偽の申請を行う

実際に家屋を損傷させずに、一時的に損傷したかのように見せ、虚偽の申請を行う業者もいます。

例えば、一時的に屋根の瓦を剥がして報告するといった場合があります。

このような行為は詐欺罪に当たる恐れがあります。

訪問による強引な営業

悪質な業者は訪問営業によって強引に契約を要求することもあります。

「平均〇〇万円の保険金を下ろすことが可能と公言する」「〇〇万円の保険金を降ろした虚偽の実績を見せる」などの場合があります。

このような行為も詐欺罪に当たる恐れがありますので、訪問してきた際はその場で契約しないようにしましょう。

不要なリフォーム工事を要求する

不必要なリフォーム工事もセットで要求する業者もトラブルの原因になります。

「リフォーム工事をすれば火災保険の申請代行業務は無料で行います」などと、要求する場合が考えられますが、一般的にリフォームは申請前に行う必要があるものなのかどうかはわかりません。

そのため、このように不必要なリフォーム工事などを要求すると独占禁止法にあたる恐れがあります。

火災保険申請サポートがおすすめ

申請代行は「違法ではない」が、「法を犯している業者が多くいる」ことについて解説してきました。

そのため、火災保険の申請業務は「火災保険申請サポート」に依頼することを推奨します。

申請サポートのメリットは大きく分けて次の3つがあります。

  • 適切な保険金がもらえる
  • 申請の手間が少なくなる
  • 受け取った保険金は自由に使える

適切な保険金がもらえる

実際に自然災害の被害を受けた際に、一般の方が適切に対応することは難しいでしょう。

例えば、次のような対応です。

  • 被害にあった箇所の把握
  • 火災保険の適用範囲であるかの判断

そのため、申請サポートに依頼することでプロが対応し、適切な保険金をもらえる確率が高くなります。

申請の手間が少なくなる

申請に伴う業務は多岐に渡ります。

  • 保険金の請求書の作成
  • 被害状況の説明に関する書類作成
  • 被害箇所の写真 など

申請サポートは実際の申請を行うことはできませんが、申請に伴う様々な作業をサポートします。

これらの煩雑な作業をプロに頼めるため、申請に関わる手間が最小限になり、適切な保険金をもらえるためメリットと言えるでしょう。

受け取った保険金は自由に使える

実は受け取った保険金の使用用途は特に決まっていません。

そのため、必ずしも修理に使わなければならない訳ではなく、自由に使うことができます。

そのまま貯金したり、生活費や旅行に使っても報告の義務はありません。

申請サポートにも悪徳業者は存在するので業者選びは慎重に

火災保険申請「サポート」は火災保険申請「代行」に比べて推奨する理由を解説しましたが、申請サポートの業者にも悪徳な業者は存在します。

そのため、慎重に業者を選ぶ必要があります。次の章では、業者を選ぶ際に必要なポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてください。

火災保険申請サポート業者の選ぶポイント5選

申請サポート業者を選ぶ際に気をつけるべきポイントは次の5つです。

  • 手数料
  • 実績
  • 調査員の専門性
  • 申請サポート以外の営業行為の有無
  • 口コミ

手数料

手数料が相場(保険金の25~35%)よりも安すぎたり高すぎたりする業者は選ばないようにしましょう。

相場よりも高い場合は悪徳業者であるとわかると思いますが、安い場合でも注意が必要です。なぜなら、良い業者に見えるかもしれませんが、違約金やキャンセル料が高額であったり、別の費用がかかる場合があるからです。

そのため、費用の内訳を確認することをおすすめします。

実績

ホームページなどで実績を公開してるかどうか確認しましょう。

特に悪徳な行為をしていなければ実績がつくので、健全な業者は実績を公開していることがほとんどです。

そのため、業者を選ぶ際には、まずは実績があるかどうかで比較すると良いでしょう。

調査員の専門性

実績の有無を確認した後は、調査員に専門性があるかどうかを確認しましょう。

調査員になるために資格が必ずしも必要という訳ではありません。しかし、実際に保険金を適切にもらうための安心材料として、調査員が専門性のある資格を取得しているかを確認することをおすすめします。

資格としては、次のようなものがあります。

  • 一級建築士
  • 建築積算士
  • 1級土木施工管理技士 など

申請サポート以外の営業行為の有無

健全な業者ほど申請サポート以外の業務は行っていません。これまで解説したようにリフォーム工事や補修工事などの営業はトラブルの原因になるからです。

そのため、ホームページや実際に話を聞く際に、これらの営業行為を行っていないかを確認することを推奨します。

口コミ

これまで、実績や調査員の専門性など客観的な判断材料について解説してきました。しかし、これらが問題なくても、実際に使った人がどう感じたかは別問題です。

そのため、実際に業者を使った人の口コミを参考するようにしましょう。

Googleの口コミや業者によってはホームページで公開している場合もあるので参考にしてください。

まとめ

火災保険の申請業務を代行することは違法ではありません。しかし、法を犯している業者も少なからずいます。

特に火災保険申請「代行」業者は法を犯している業者が多いため、火災保険申請「サポート」に依頼することをおすすめします。

業者選びは火災保険申請比較ドットコムがおすすめ

火災保険の申請サポート業者には、さまざまなところがあります。

業者によって、手数料やクオリティが異なるのも特徴です。

申請サポート業者を選ぶなら、火災保険申請比較ドットコムを利用しましょう。

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そして、火災保険申請比較ドットコムで口コミなどをしっかり確認し、信頼できる業者を選んでください!

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