【火災保険の給付金詐欺】怪しい業者の共通点は?優良業者の見分け方も紹介!

建物や家財に被害が出たとき、頼もしい存在となるのが「火災保険」。

給付金申請には煩雑かつ手間のかかる準備が要るため、申請サポート業者の利用が便利です。

しかし、なかには怪しい申請サポート業者があることに注意しておきましょう。

今回は、火災保険の給付金詐欺を回避できる「怪しい業者の共通点」を紹介します。

優良業者との見分け方も解説するため、参考にしてみてください。

この記事でわかること
  • 火災保険の申請はなぜ怪しいのか?
  • 怪しい業者の共通点は?
  • 優良業者と悪徳業者の見分け方
目次

火災保険の給付金が怪しいと言われるわけ

まずは、火災保険の給付金申請サポート業者が「怪しい」と言われる理由を解説します。

本来なら困った人の助けとなるはずのサービスをなぜ怪しいと感じるのか、検証してみましょう。

検索すると「怪しい」や「詐欺」の関連キーワードが出てくる

「火災保険 申請サポート」などのキーワードで検索すると、「怪しい」「詐欺」などの関連ワードが出る場合があります。

多くの人が検索していているということは、実際に詐欺に遭った人が多いのでは?と感じてしまうでしょう。

詐欺に遭う可能性があるなら、面倒でも自分で手続きしようと思うのは当然です。

しかし、素人では気づきにくい損傷箇所を見逃し、給付金の額が少なくなってしまうことも考えられます。

なかにはきちんとした優良業者もあり、「利用してよかった」「助かった」という声があることも事実です。

怪しい業者と優良業者を見分け、上手に活用していくことが大切です。

年々火災保険の給付金詐欺が増加している

火災保険に関する給付金詐欺は、残念なことに年々増加しています。

消費者庁や国民生活センターからも情報が発信されており、ニュース等で目にする機会も多いでしょう。

日常的に火災保険の給付金申請をするシーンは稀であり、普段慣れていないからこそ「火災保険申請サポート業者=怪しい」と感じてしまうのです。

詐欺・トラブルに遭わないためには、公官庁発信の情報なども参考にしながら対策していきましょう。

悪質業者の存在

残念なことに、火災保険申請の知識がない素人を狙った悪質業者が存在します。

最初から詐欺行為や給付金の騙し取りを狙っており、被害に遭う方も多いのです。

地震・台風・水害など自然災害が起きてから3年以内に手続きする必要があること、給付金の用途は自由であることも、悪質業者に狙われやすい理由と言えるでしょう。

だからこそ「怪しい」「詐欺かもしれない」という疑心暗鬼を生み、どの業者が信用できるか分からなくなってしまうのです。

怪しい業者のよくある手口

ここからは、怪しい火災保険の給付金申請サポート業者がよく使う手口を紹介します。

下記に当てはまる提案をされたら、一度立ち止まって考えてみる必要がありそうです。

給付金で無料で工事ができるという

「給付金を使えば無料で工事できます」など、一見すると非常にお得に見える提案をすることが多いです。

給付金が支払われる前提で見積りを出し、「手出しがない(少ない)」と感じさせる工夫がされています。

しかし、給付金は100%予定通り支払われるとは限りません。

万が一給付金が予定額より少なくなった場合、高額な工事費用だけが手元に残るのです。

なかには、給付金申請をした「ふり」をして工事費を満額請求してくる悪質業者も存在するため注意が必要です。

高額な手数料や違約金

火災保険の申請手数料や違約金が、相場より圧倒的に高い場合も要注意です。

基本的に、手数料は30~35%程度に設定されるのが一般的です。

40%を超えるなど高額な設定がされている場合、業者利用のメリットが減ってしまうためよく比較しておきましょう。

また、違約金に関する説明を十分受けておくことも大切です。

違約金・解約金・キャンセル料があると契約後に説明され、「こんなはずではなかった」と後悔する人も少なくありません。

高額な給付金がもらえるからと虚偽の申告

高額な給付金がもらえるからと、虚偽の申告をする業者が存在します。

「バレないだろう」という安易な考えで経年劣化を自然災害扱いで申請したり、わざと建物を壊して申請したりすることもあるのです。

事実と異なった申請であるため、当然火災保険の給付金が支払われることはありません。

このような申請は、依頼主本人に知らされず秘密裏に実施されることがほとんどです。

いつの間にか詐欺に加担してしまうことがないよう、注意が必要です。

給付金詐欺業者の共通する特徴

ここからは、給付金詐欺業者に共通する特徴を解説します。

被害に遭わないためにも、下記のポイントをチェックしておきましょう。

屋根の修理について言及

1つ目は、「屋根の修理について言及してくる」ことです。

屋根は普段自分で上がれない場所であり、直接被害状況を目にする機会もほとんどありません。

だからこそ「多少の虚偽があっても素人には分からない」と思われ、屋根をターゲットにした詐欺が多く発生するのです。

特に、事前の約束がない訪問営業などで「損傷箇所がないかチェックするため、無料で屋根を点検します」と言う業者には注意しておきましょう。

知らないうちに屋根を壊され、工事費用を取られてしまう被害が多発しています。

高齢者家庭を狙う

2つ目は、「高齢者家庭を狙う」ことです。

高齢者のいる家は築年数が経っていることが多く、破損に悩む人の割合も高めです。

契約書を細かく確認したり、自分で点検状況をチェックしたりできる高齢者も少なく、騙す側にとってはやりやすい相手なのでしょう。

また、独り住まい家庭もターゲットにされることが多いです。

契約書が存在しない

3つ目は、「契約書が存在しない」ことです。

口約束や簡単なテンプレート書面のみで話を進めてしまった場合、トラブルに見舞われる可能性があります。

後で工事費・違約金・申請内容などに齟齬が出ることが多く、「話と違う」「聞いてない」と感じるかもしれません。

金銭的な負担も増大するため、必ず契約書の締結・確認は済ませましょう。

会社の実態がない

4つ目は、「会社の実態がない」ことです。

会社名を名乗らない・名刺を渡されない・固定の電話番号がない・会社HPが存在しない、など「怪しい」と感じる点があれば注意しましょう。

担当者の人当たりがよくても、会社として請け負っていないのであれば信用できない可能性が高いです。

詐欺に騙されないために・対策

下記では、火災保険関連の詐欺に騙されないための対策・コツを解説します。

詐欺に遭ってから被害を取り戻すのは、非常に難しいものです。

万が一自分がターゲットにされてしまったときのことを想定し、回避術を身につけておきましょう。

避けるべき業者の特徴

避けるべき業者の特徴は、下記の通りです。

  • 手数料が相場より高額な業者
  • 契約書が存在しない業者
  • 給付金が支払われない場合でもお金がかかる業者
  • 無理な押し売りをする業者
  • HPに明確な料金が記載されていない業者

まずは、信頼できる優良業者を選定することが大切です。

手数料・契約書・料金プランなどを確認し、納得できる内容が提示されるかチェックしておきましょう。

ただし、給付金が支払われない場合でも代行手数料や工事費が発生する業者も存在します。

「万が一予定通り給付金が支払われなかったら?」の視点を持ち、リスクを計算しておくことをおすすめします。

詐欺に遭わないための対策

詐欺に遭わないために、下記に気を付けましょう。

  • 訪問営業を警戒する
  • 契約前に十分な説明を受ける
  • 信頼できない業者を屋根などに登らせない

利用者から評価されており信頼性の高い業者は、わざわざアポなしで訪問営業することはありません。

突然の提案で考えさせる時間をなくし、即断即決させたいからこそアポなし訪問すると考えておきましょう。

また、契約前の質問・相談に手厚く対応してくれない業者や、細かな打ち合わせをする前に屋根の点検をしようとする業者にも注意が必要です。

気になるときははっきり「NO」と言い、流されないようにすることが大切です。

火災保険の給付金詐欺にあった場合は

万が一火災保険の給付金詐欺に遭った場合、消費者ホットラインや加入中の火災保険会社に連絡します。

消費者ホットラインでは、その後業者とどう対応すればいいかなどアドバイスしてもらえます。

保険会社では、手続きの内容・進捗状況を共有したうえで給付金がおりるか調べてもらうことが可能です。

ただし、金銭的な被害を100%補填できるとは限りません。

少しでも怪しい業者であれば、消費者ホットライン・保険会社・親戚・知人・他の申請サポート業者などに事前相談し、詐欺に遭うことを未然に防ぐことが大切です。

怪しい業者と優良業者の見分け方

最後に、怪しい業者と優良業者の見分け方を紹介します。

怪しい業者があることは事実ですが、実際には懇切丁寧な業者の方が多いです。

満足できる業者と出会うためにも、下記を参考にしてみましょう。

無理やり工事進めたりしない

十分な説明がないまま無理やり工事を進めたり、断れないような環境を作って話を押し通したりする業者は危険です。

反対に、優良業者であれば事前に十分な説明を設け、質問・相談にも丁寧な対応してくれるでしょう。

トラブルを避けるためにも、給付金の申請と工事は別で考えることがおすすめです。

経験が豊富である

優良業者は経験豊富であり、実績・事例を公開していることが多いです。

似たような事例ではどう対処したか、他の方法と比べたときのメリット・デメリットは何かなど、過去の経験を参考にアドバイスしてくれます。

なかには一級建築士や弁護士が監修し、火災保険申請をサポートしてくれる業者もあります。

反対に、実績・事例を公開しないなど実態の分からない業者は避けておいた方が無難でしょう。

口コミ情報で比較する

過去に利用した人の口コミを参考にして、業者を比較することもおすすめです。

良い口コミが多い業者であれば、イメージ通りの申請が叶うかもしれません。

また、あらかじめデメリットやマイナスポイントを知っておけば、ギャップに戸惑ったり後悔したりするトラブルを防げます。

口コミがない(もしくは悪い口コミが多い)業者は避けておきましょう。

会社の実態

会社の実態を調べ、信用に足るか調査する方法もあります。

HPの有無だけでなく、会社情報などもチェックしましょう。

代表取締役の名前・設立年・本社所在地が記されているか、代表電話やメールアドレスなど問い合わせ先が明記されているか、見ておくことがおすすめです。

まとめ

火災保険の給付金申請サポートは、煩雑かつ手間のかかる準備を楽にする手法として確立しています。

しかし、なかには怪しい業者があることを知っておきましょう。

怪しい業者の共通点は、下記の通りです。

  • 高齢者家庭を狙う
  • 契約書が存在しない
  • 会社の実態がない

「自分は詐欺に遭わないだろう」と考えず、怪しい業者を見抜くコツを身につけることが大切です。

申請サポート業者選びは慎重に

怪しい業者も多いとはいえ、多くは優良な申請サポート業者です。

悪徳業者と優良業者を見極めるためにも、比較・検討しながら慎重に依頼先を決めていきましょう。

下記に当てはまる業者であれば、信用度が高くなります。

  • 経験・実績が豊富
  • 良い口コミが多い
  • 会社の実態がはっきりしている

反対に、当てはまらない会社であれば避けておいた方がよいかもしれません。

業者選びは火災保険申請比較ドットコムがおすすめ

火災保険の給付金申請サポート業者選びには、「火災保険申請比較ドットコム」がおすすめです。

口コミの良い業者だけをピックアップしているため、悪徳業者を心配することなく比較・検討できることが強みです。

代行手数料・調査員の質・実績など、各社の特徴を一気に比較したいときにも便利でしょう。

火災保険の給付金申請にお困りの方は、お気軽にご活用ください!

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